2016年度(第3回)
ハワイ大学ヒロ校薬学部短期研修プログラム報告

研修参加学生: 4年次生(4名)
研修日程:
2月12日 松山 出発
2月13日~2月22日 UHH College of Pharmacyで研修(12日間)
2月23日 松山 到着

主な研修内容

1) UUHの実際の授業に参加


 ヒロ校薬学部の実際の授業に参加しました。基礎知識から臨床知識を学習する統合的な科目では、学生でチームを作り、クイズ形式で気管支喘息に関する問題を解答し(TBL)ポイントを競い合い、UHH学生の授業への姿勢、態度、知識レベルの高さに強い刺激を受けたようです。
  薬局製剤の調製の実習では、現地の学生とグループを組み、英語でコミュニケーションをとりながら共同でシロップ剤の調製を行い、Dr. Jusczakから計算内容や調製品の指導を受けました。
実際に受けた授業は、

  • Integrated Therapeutics Ⅱ Workshop: Asthma
  • Integrated Therapeutics Ⅱ Workshop: Osteoporosis
  • Integrated Therapeutics Ⅱ Workshop: Wellness
  • Pharmaceutical Science Compounding Lab Solutions

2)UHH薬学部研究室見学

Dr. ConnellyからPharmaceutical Science Lab.で行われている世界最先端の研究やハワイで起こっている問題の解決を目指すような研究内容の説明を受けた後、研究室を周り、実際の研究の一端を垣間見ることができました。

3)Hilo Medical Center Inpatient Pharmacy(入院薬局)見学と臨床薬剤師業務への同行

ヒロ市内で最も大きな医療施設であるHilo Medical Center とHawaii Island Family Clinicで米国の医療現場を見学し、日本との処方せんの違いや薬局内業務の違いに戸惑いながらも貴重な薬剤師業務を体験しました。特に今回はICUと内科の臨床薬剤師であるDr. Shihと感染症専門臨床薬剤師のDr. Lteifの業務に臨床実習中のヒロ校学生と一緒に業務に同行しました。臨床薬剤師の能力と医療現場での薬剤師の地位の高さに驚かされると共に実習中の学生の知識・能力の高さを感じることができたようです。

4)ホノルルでのCommunity Pharmacy見学訪問

2月17日(金)~2月19日(日)の週末には、オアフ島ホノルルに移動し、全米のチェーン薬局であるLongs Pharmacyワイキキ店の薬局見学をしました。薬局ではDr. Kathy Kaori Morrisに薬局薬剤師の業務、処方箋医薬品の管理、アメリカならではの市販薬について説明を受け、日本とアメリカの医療に対する考え方の違いを感じたようです。

5)休日のレクレーション

短いですが、研修中には週末や大学の授業がない日には、学生達でハワイの自然を体験することもできます。ハワイ島でのキラウエア火山トレッキング、オアフ島でのビーチなど自然溢れるハワイを満喫したようです。

〜2016年度ハワイ大学短期研修プログラム参加者から〜

黒河 幸朗

日本の医療とアメリカの医療との違いを肌で感じることができました。医療施設では、クリニカルファーマシスト以外にレジデントやインターンとして働いている人が仕事を回しているのが印象的でした。自分たちと同じ大学生でも治療薬の提案を行っているのを見てレベルの高さを感じました。DKICPの授業では、自分たちが日本で習ってきた内容に加えて、最新の医薬品のことや自分たちが聞いたことのないような内容について学べたので本当に勉強になりました。来年、自分たちが実務実習に行くときは、アメリカの医療との違いも気にしながら実習させていただきたいと思いました。

吉岡 俊彦

この研修を通じて、ヒロ校の学生は、まなぶ意識が強く感じた。また、その意識の伝え方として、積極的に授業に参加することを主としていたのが、日本との違いだと感じた。板書などもほとんどなく、スライドと言葉を使った授業スタイルが主流だということに驚いた。病院や薬局でも、それぞれの人が自分の言いたいことをしっかり話しているのが感じ取れ、仕事もしやすそうだと感じた。今回の研修では、医学や薬学の英語が多く、耳に入ってきたので、日本語での知識はもちろんだが、単語でいいので、病名や薬名など医学系の英語を覚えていくと、話を聞きやすくなったり、会話しやすくなると感じた。徐々に聞きなれてはくるが、わからないときに聞き返すなどの手段を用意しとくことも大事だと思う。

宇野 恵梨子

日本の薬学教育を受けているだけじゃ知れなかったことが沢山あった。少しでも興味があるならば、参加したほうがいいと思う。また、日常会話レベルの英語は話せた方がいいし、専門的な医学薬学用語は英単語として知っていたら、より有意義な学びに繋がると思う。薬の一般名は同じであるが、特に疾患名で大変苦労した。あと発音もかなり違うためカタカナ表記の専門用語には注意したほうがよい。また、薬学的知識は豊富にあるに越したことはない。知っていることが多ければ理解するのに時間を要しないし、より深く学べることができる。今回は積極性について大変考えさせられた。英語が堪能でなくても自分の思いを伝えようという意思が伝われば会話はできる。そのように、自分から積極的に探求、挑戦することが学びの醍醐味であると感じた。

高橋 輝好

私は外国に行くのが初めてだったので不安もかなりあったが行って帰ってみて行って良かったと思っている。日本にいるだけでは外国の文化は体験できないし、外国について前知識として知っていることも実際行ってみると全然違うと感じたり新たな発見があったからだ。外国に行って学んだことや感じたことで日本にはない素晴らしいものがあると感じた。例えばハワイ大学では生徒に無料で診察をし、薬をだしたり、横断歩道ではきちっと車が止まってくれたりと薬学の面でも生活面でも学ぶべきところはたくさんあると感じた。しかし、もちろん日本には日本の素晴らしい文化・習慣がある。郷に入れば郷に従えという言葉もあるが、そういう日本の良いところは変に向こうの文化に迎合せず自信をもって相手の人に接すればいいと思う。他国の文化に触れることはきっとプラスになると思う。迷っているなら行ってみることをお勧めする。