松山大学薬学部 医療薬学科 医薬情報解析学研究室

卒業生の声- MESSAGE -

卒業生

吉岡由奈

卒業生の吉岡由奈です。私は今現在、徳島大学病院の敷地内にあるアイン薬局で働いています。
この研究室では幾度となく、①臨機応変②リーダーシップ③コミュニケーション能力+タイムマネージメントを身に付けておくよう指導を受けました。
社会人3年目となった今、上記の力があればどんな困難も乗り越えられると実感しており、学生時代にこのような大切なことを教えてくださった先生方には、本当に感謝しています。
すべては患者様の元気と笑顔のために、より良い医療を提供できる多くの仲間がこの研究室から巣立つことを楽しみにしています。

吉岡由奈

徳島大学病院薬剤部の吉岡俊彦です。大学病院では、主に抗がん剤調製室で入院・外来における癌患者様の治療に関わる仕事をしています。
学生時代は、ラット腸間膜動脈血管床を用いた血管機能調節に及ぼすナリルチンの影響について研究していました。この研究室は、先生方との距離が近くて相談しやすい環境でしたので、気負うことなく実験ができ、のびのびと充実した3年間を過ごしました。学部生時代の楽しい研究室生活がきっかけとなり、大学院に進むことを決め、現在は働きながら研究に励んでいます。一人でも多くの患者様のサポートができる薬剤師を一緒に目指しましょう。

古川知里

岐阜大学病院の門前にあるたんぽぽ薬局で働いている古川知里です。大学病院ならではの幅広い処方は、臨床に出たばかりの頃はなかなか処方意図が読み取れず苦労もありましたが、先輩方のサポートを得て日々勉強で2年目を迎えました。
ラボでは臨床現場の問題点をテーマに研究を行なっており、ラット腸間膜動脈血管機能に及ぼすスニチニブ灌流の影響について研究していました。解明されれば自分たちの研究がいかに意義深く画期的なものになるか、臨床に出て強く感じています。研究を引き継ぐ後輩達が糸口を見つけてくれることを期待しています。

川崎あゆみ

高知西病院薬剤部の川崎あゆみです。病院薬剤師1年目の私は、調剤や病棟業務等の仕事を担当しています。ラボでは一人でも多くの患者様の幸せを実現するという信念のもと、パクリタキセル誘発末梢神経障害に及ぼすレニン・アンジオテンシン・アルドステロン阻害薬の影響について後方視的研究を行いました。卒業研究を通じて、抗がん剤の副作用に苦しむ人が非常に多いことを実感し、将来、薬剤師としてその治療に貢献したいと強く感じたことを覚えています。
現在は、その強い思いを胸に日々の業務に精進しており、患者様への貢献に繋がると信じています。皆さんも患者様のために一緒に頑張りましょう。

       
赤松竜典

2022年に卒業し、ドラッグストア併設調剤薬局で薬剤師をしています赤松竜典です。高取先生がいつも仰っていた「すべては患者様のために」を念頭に、患者さんの訴えを傾聴しそれに合った提案をするようにしています。自分で考えて患者さんやお客さんに様々な提案ができることがドラッグストアの薬剤師の楽しさであり、やりがいがあると感じています。
研究室ではPC12の各種薬剤の毒性試験の研究をしていました。研究を通じて、臨床における問題解決の一部に携われたこと、問題の発見、分析、解決する能力が養われたことは今後の薬剤師としての業務をする際に、よい経験となりました。大学生活や研究の楽しさをもっと学生の間で体感して欲しい思っています。今後も研究室のセミナーや、個人的に作ったサークルを通じて楽しさを伝えられたらと思います。大学生活をぜひ楽しんでください!

内田真美

福岡大学病院薬剤部 内田 真美
2022年3月に博士号を取得後、病院薬剤師として勤務しています。臨床現場では多くのことを学びながら、患者さんの幸せを実現できるよう日々精進しています。
本学大学院では、抗がん剤の副作用の1つである末梢神経障害に対するレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系阻害薬の予防効果とその作用機序の一部を明らかにしました。コロナ禍での研究は、新しい知見の発見に喜びを感じる一方で、苦戦することも多々ありましたが、失敗を恐れずに挑戦できる環境下にて研究室メンバーと協力しながら楽しむ事ができました。また、医薬情報解析学研究室メンバー全員の共通目標であるコミュニケーション、タイムマネージメント、臨機応変などの能力修得は、社会人となって非常に大切であると実感しています。本研究室は、上記の能力修得を意識しながら研究活動に取り組むことができ、先生方と学生の交流も盛んであるため、風通しの良い環境が整っています。あなたの夢の実現に向けて、本研究室にて研鑽してみてはいかがでしょうか?

岡田健裕

 学校法人医学アカデミー薬学ゼミナール神戸教室(以下、薬ゼミ)に就職しました岡田 健裕です。薬ゼミは、薬剤師を目指す学生に対して主に勉強面からのサポートをしている学校であり、私は病態・薬物治療を担当しています。
卒業研究では、ラット腸間膜動脈血管床における血管機能調節機構について検討しました。研究を進める過程において、後輩育成(指導)、コミュニケーション、タイムマネジメントなど社会に出てからも必要な多くのスキルを学ぶことができました。また、学年代表や謝恩会の委員長などを務めたことや霧島神経薬理フォーラムに参加し、他大学の先生方や学生と情報交換できた経験は、ラボ生活での忘れられない思い出となっています。
 皆さんは、どのような薬剤師になりたいですか?学生時代に色々なことに取り組みたい方、将来の薬剤師像が決まってない方などには、おすすめのラボです。このラボで皆さんの夢を見つけましょう!

奥村友貴

2023年4月より、なの花薬局(北海道)で薬剤師として勤務しています奥村友貴です。卒業研究では、マウスを用いててんかん患者に併発する情動機能障害を改善する薬剤を探索しました。研究室での活動時期とコロナ禍が被ってしまったため、残念ながら学生同士の交流の機会は少なかったですが、良くして頂いた先生方、先輩や後輩と出会えたことは、私のかけがえのない宝物だと思います。
薬局の現場では、患者さんに速くかつ正確に薬を渡すこと以上に、患者さんの立場に立った考え方や提案が大切であると強く感じています。また、それらの実践は、この研究室のビジョンでもある「患者さんの幸せを実現する」を達成できると思います。これからも患者さん第一主義の医療を提供し、患者さんに寄り添った薬剤師になるために励んでいきます。