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医療薬学研究室       Department of Pharmaceutical Care-and Sciences



基礎と臨床をつなぐ橋渡し。そこから薬剤師の更なる可能性を広げたい。

基礎と臨床をつなぐ橋渡し。そこから薬剤師の更なる可能性を広げたい。


研究室概要

薬学の基礎を踏まえつつ、臨床現場はどうなっているのかということを総合的に学びその橋渡しをするのが医療薬学です。薬剤師が扱う医薬品というのは、安全な栄養素を源にしている食品とは安全性の概念が根本的に異なります。いわば、副作用が前提の中で使っているものであって、だからこそ薬学の専門性が必要なのです。患者さんに薬を安心して飲んでもらえるよう「薬」の専門家として、基礎で学んだ知識、技術を臨床へとつなげられる薬剤師を育てていく。それが私たちのテーマです。

スタッフ

スタッフ
教授 山口 巧  准教授 渡邉 真一 
嘱託職員 : 森 夏美    

研究

研究
研究テーマ
  • 地域における医療連携、薬・薬連携について
  • がん化学療法によって誘発される口内炎に対する治療薬の探索
  • 放射線性粘膜炎、味覚障害等に関する研究
  • 副作用マネージメント、相互作用に関する研究(臨床)
  • 感染制御に関する研究(臨床)

主要論文
  • Watanabe S, Inami Y, Kimura H, Yano T, Ono M, Akizuki R, Nawata Y, Tanaka T, Furukawa K, Tanaka M. Pharmacy responses during the COVID-19 pandemic: a questionnaire survey. J BMC Public Health. (2022).
  • 渡邉真一,稲見有,木村博史,矢野賢明,小野雅文,秋月亮介,山口巧,田中守,浅川隆重 COVID-19流行期における愛媛県下の病院薬剤部門の関与と対策に関する実態調査 日本病院薬剤師会雑誌, 57(9),945-951 (2021).
  • Watanabe S, Kawakami Y, Kimura H, Murakami S, Miyamoto H, Takatori S, Suemori K, Tanaka M, Tanaka A, Tanaka K, Tauchi H, Maki J, Araki H, Yamaguchi T. Association between daptomycin susceptibility and teicoplanin resistance in Staphylococcus epidermidis. Scientific Reports. (2019).
  • M. Masuda, S. Watanabe, M. Tanaka, A. Tanaka, H. Araki. Screening of furanocoumarin derivatives as cytochrome P450 3A4 inhibitors in citrus. J Clin Pharm Ther. 43. 15-20 (2018).

 

教育

教育
主な担当科目

薬剤師と医療、 医薬品情報、 個別化医療、 薬の法規・制度、 実践臨床薬学、 医薬品情報学演習、 国際医療薬学、 臨床薬学実習、 薬局実務実習、 病院実務実習、 卒論研究


講義・実習概要

医療薬学では、具体的な薬物治療法だけでなく、様々な症状、臨床検査値等の臨床で医薬品を使用していく上で薬剤師に必要となる基礎知識と臨床知識を関連づけるような講義を行います。医療制度論、薬時関係法規では、医療に係る制度、法律について実際の薬剤師の仕事と関連づけて講義を行います。治験薬学、医薬品情報学では、日本において医薬品がどのように生まれ、それを使用するためにどのような情報がどのように使用されるのか等の講義を行います。さらに病院薬局薬学では、実際に薬剤師が病院や薬局において行う様々な仕事を具体的に示しながら講義を行います。また、それに平行して調剤、服薬指導、注射薬の無菌調製、院内製剤等の業務を模擬薬局で体験することで講義で得られた知識を深めるだけでなく、医療人としての薬剤師の技術と態度を習得します。

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