新しい学びのかたち

HOME >> 新しい学びのかたち >> SCENE 1

SCENE1 問題 / チーム基盤型学習(PBL/TBL)

目的 : 問題発見能力・問題解決能力の醸成
   PBL (Problem Based Learning) /TBL (Team Based Learning) は、いずれも課題に含まれる問題点に焦点をあて、学習者同士で議論し、その問題解決の方法を見いだす学習方法です。
   例えば、薬物治療上の問題点を含んだ患者の症例を課題とした場合、少人数のグループで、提示された症例に対して議論し、薬物治療の問題点を探り、現状を分析します。本学では、臨床現場での実践的な場面を想定した入院患者さんと薬剤師の病棟での面談内容を題材にし、患者さんからの薬の疑問や悩みについて、グループで話し合い、どのような解決策があるのか検討しています。
   また、グループでの話し合いによってお互いが教え合うことで、新たな学びが生まれます。さらに、人に教えることで初めて自分の理解不足に気づき、次の学びにつながります。このプロセスを繰り返し、議論を重ね、その問題点を薬剤師としてどのように解決するかについて計画を立てていくのです。この過程を一言で表すと「学び方を学ぶ」と言え、さまざまな場面での持続的な学び、学びのモチベーションにつながっていきます。
症例検討PBL薬学基礎実習 (KJ法を用いたプロダクトの作成)
学生の声

4年生
増本 皐人 さん
(愛媛県 南宇和高等学校 出身)

   PBL/TBLでは、自分一人では発見できなかった患者さんの問題点や解決策をグループで話し合うことにより、新しいかつ多角的な視点から考える能力を身につけることができます。グループワークでは、自分の役割を明確にし、目標に向かってメンバーと協力することが重要です。チーム医療で求められる他職種の理解、コミュニケーション能力と責任感などを身につけることができます。

学習内容案内

このページのTOPへ