愛媛大学医学部のご協力の元、解剖実習を実施しています。人体の構造は変化に富んでおり、誰一人として教科書通りであることはありません。ご遺体を使用させて頂き人体の構造を学ぶ解剖実習では紙面上では決して学ぶことができない実感を伴った医学的知識を学ぶことができます。
解剖実習を行うにあたり、事前学習および倫理教育を行い、学生の選抜をします。生前にコメディカルを含む学生に対してご自身の身体を使用させて頂く遺志を表明したご本人およびご遺族に対して失礼があってはなりません。
人体構造を理解することで、病態(病気の仕組み)および薬物治療(体内での薬の動態など)の理解が深まり、将来薬剤師として仕事をするにあたって必要となる医学的知識を得ることができます。
また、解剖実習ではこれらの医学的知識のみならず、普段の生活では決して触れることができない死に直面することで医療者としての死生観を学ぶことができます。
愛媛大学解剖実習室の「屍は活ける師なり」前にてご献体に感謝の祈りを込めて解剖体慰霊碑を参拝