新しい学びのかたち

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SCENE4 解剖実習

目的 : 人体構造の理解・死生観の醸成
   愛媛大学医学部のご協力の元、解剖実習を実施しています。人体の構造は変化に富んでおり、誰一人として教科書通りであることはありません。ご遺体を使用させて頂き人体の構造を学ぶ解剖実習では紙面上では決して学ぶことができない実感を伴った医学的知識を学ぶことができます。
   解剖実習を行うにあたり、事前学習および倫理教育を行い、学生の選抜をします。生前にコメディカルを含む学生に対してご自身の身体を使用させて頂く遺志を表明したご本人およびご遺族に対して失礼があってはなりません。
   人体構造を理解することで、病態(病気の仕組み)および薬物治療(体内での薬の動態など)の理解が深まり、将来薬剤師として仕事をするにあたって必要となる医学的知識を得ることができます。
   また、解剖実習ではこれらの医学的知識のみならず、普段の生活では決して触れることができない死に直面することで医療者としての死生観を学ぶことができます。
愛媛大学解剖実習室の「屍は活ける師なり」前にてご献体に感謝の祈りを込めて解剖体慰霊碑を参拝
学生の声

5年生
宮地 ともみ さん
(愛媛県 西条高等学校 出身)

   薬局・病院実習において、薬剤師にも医学の知識が求められることを実感したので、解剖実習に参加しました。解剖実習では、筋肉、臓器、神経など細部に至るまで観察させていただき、大学で学んだ知識と関連付けながら、理解を深めようと必死で取り組みました。この3日間で得た知識や感じたことを大切にし、患者さんの痛みや気持ちが分かる薬剤師になれるよう、精一杯努力していきたいと思います。

学習内容案内

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