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薬剤学研究室

薬が薬効を発現するためには、作用部位に適切な量が適切な時間存在する必要があります。これを達成するには、薬がいかに体内に入り、どこに分布し、どのように消失するかといういわゆる薬物動態が深く関わっています。この薬物動態を明らかにし、薬効を予測・制御することは、医薬品開発のみならず、臨床現場における医薬品の適正使用、医薬品相互作用の防止、個別化薬物治療、TDMといった薬剤師の職責においても重要です。本研究室では、この薬物動態に関わる様々な生体分子に関して研究し、より良い医薬品開発に関わる新規情報の提供や新たな評価系の確立に取り組んでいます。
卒論生は、指導教員と相談してテーマを決めて、自主的に実験に取り組みます。現在は、プロドラッグ活性化に関わる加水分解酵素や薬物輸送に関わる輸送担体の機能構造解析に加え、新規in vitro 腸管吸収評価系の開発が主な研究テーマです。

スタッフ
准教授: 橋本 満     
       
研究
研究テーマ
  • プロドラッグ開発を指向した加水分解酵素の機能構造と基質認識性の解明
  • 新規in vitro消化管吸収モデルの開発と創薬への応用
  • ミトコンドリア輸送担体の分子機構の解明と創薬への応用

主要論文
  • Takumi S, Shimono T, Ikema S, Hotta Y, Chigwechokha PK, Shiozaki K, Sugiyama Y, Hashimoto M, Furukawa T, Komatsu M.
    Overexpression of carboxylesterase contributes to the attenuation of cyanotoxin microcystin-LR toxicity.
    Comp Biochem Physiol C Toxicol Pharmacol. 194, 22-27 (2017)
  • Yamagoshi R, Yamamoto T, Hashimoto M, Sugahara R, Shiotsuki T, Miyoshi H, Terada H, Shinohara Y.
    Identification of amino acid residues of mammalian mitochondrial phosphate carrier important for its functional expression in yeast cells, as achieved by PCR-mediated random mutation and gap-repair cloning.
    Mitochondrion. 32 1-9(2017).
  • Ohura K, Tasaka K, Hashimoto M, Imai T. Distinct patterns of aging effects on the expression and activity of carboxylesterases in rat liver and intestine. Drug Metab Dispos. 42, 264-73 (2014).
  • Imai T, Takase Y, Iwase H, Hashimoto M. Involvement of Carboxylesterase in Hydrolysis of Propranolol Prodrug during Permeation across Rat Skin. Pharmaceutics. 5, 371-84 (2013).

 

 
教育
担当科目

生物薬剤学、薬物動態学、臨床薬剤学、薬剤学演習、薬学基礎演習T・U、総合薬学演習、薬剤学・製剤学実習
卒業研究


講義・実習概要

薬が効くためには,適切な量の薬を作用する部位に送り届けなければならない.治療に用いられている薬は,この条件を満たしているが,時として,体の中の“薬の動き”の変動により,薬が効かなくなる場合や予期せぬ副作用が生じる場合がある.投与された薬が体の中でどのような運命をたどって体の外に出て行くかについて正確に把握することは薬の開発や臨床上において非常に重要な事項の一つであり,本講義,実習を通して,体の中の“薬の動き”を解析する薬物速度論の基礎を修得する。

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