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薬剤学研究室

薬効および毒性の発現には、薬物の体内動態が大きく関わっており、それを解明し、予測し、制御することは、医薬品の開発および適正使用のために欠かせません。同時に、薬物動態を定量的、速度論的に捉えることは、TDMなど適切な薬物投与の実施において重要です。このように、医薬品が関わる領域の職種において重要な位置付けとなっている「薬物動態」について、wet study, dry studyの両面から、あるいはin silico, in vitro, in vivoの各観点から検討し、より良い医薬品の開発およびその使用の方法を提示することをめざしています。
卒論生は、先ず自らの手で動物実験など各種実験(wet study)を行い、そして得られたデータについても自らの手で解析し、卒業論文を作成します。現在、柑橘類含有成分の腸管吸収などをはじめとした各種の体内動態研究を行っています。2013年9月に新任教授が着任し、新しい研究室態勢がスタートしています。

スタッフ
教授: 水間 俊  准教授: 橋本 満 
       
研究
研究テーマ
  • 薬物および飲食物成分の腸管吸収動態と制御
  • in silico, in vitroによる薬物動態毒性予測
  • ミトコンドリア輸送担体の分子機構の解明と創薬への応用

主要論文
  • Ohura K, Tasaka K, Hashimoto M, Imai T. Distinct patterns of aging effects on the expression and activity of carboxylesterases in rat liver and intestine. Drug Metab Dispos. 42, 264-73 (2014).
  • Morimoto M, Samizo K, Ohta S, Mizuma T. A toxicity risk index (TRI), an index for warning idiosyncratic drug toxicity. J. Pharm. Sci., 102, 3447-3450 (2013).
  • Imai T, Takase Y, Iwase H, Hashimoto M. Involvement of Carboxylesterase in Hydrolysis of Propranolol Prodrug during Permeation across Rat Skin. Pharmaceutics. 5, 371-84 (2013).
  • Mizuma T. Kinetic assessment of luminal degradation of orally effective prodrugs for rational drug development. J. Pharm. Sci. 99, 1078-1086 (2010).
  • Mizuma T. Intestinal glucuronidation metabolism may have a greater impact on oral bioavailability than hepatic glucuronidation metabolism in humans: a study with raloxifene, substrate for UGT1A1, 1A8, 1A9, and 1A10. Int. J. Pharm. 378, 140-141 (2009).

 

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教育
担当科目

生物薬剤学、薬物動態学、臨床薬剤学、薬剤学演習、薬学基礎演習T・U、総合薬学演習、薬学基礎実習U、
薬剤学・製剤学実習、卒業研究


講義・実習概要

薬が効くためには,適切な量の薬を作用する部位に送り届けなければならない.治療に用いられている薬は,この条件を満たしているが,時として,体の中の“薬の動き”の変動により,薬が効かなくなる場合や予期せぬ副作用が生じる場合がある.投与された薬が体の中でどのような運命をたどって体の外に出て行くかについて正確に把握することは薬の開発や臨床上において非常に重要な事項の一つであり,本講義,実習を通して,体の中の“薬の動き”を解析する薬物速度論の基礎を修得する。

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